昨日の続きでもあります。

私達はいろいろな経験をしますが、その経験には、たいてい感情が伴います。

そして、私達は、自分に都合がよいポジティブな感情だけを味わいたいと思っています。

いわゆる、

・喜び
・楽しい

などの感情です。

ですが、これだと、悲しみや恐れや苦しみというネガティブな感情面を感じる経験を避けるようになります。

「当たり前だろう」

と思うでしょうが、これが苦しみの原因となっています。

どんな経験も自分で引き起こした(そう思えないこともあると思いますがそういう視点に立つとします)とするなら、それは、その経験を味わい尽くすために、創り出した経験です。

そして、味わい尽くすことで、その本来の経験の役目が終わります。

これは、何度かブログでも書いているのですが、あらためてまたそう感じています。

瞑想で、一挙手一投足を意識するということをしますが、これとも似ています。

意識的にしっかり味わって経験するということはとても心地よいのです。

信じがたいかもしれませんが、大抵の人は無意識に味わずに経験をしています。

プログラムされた反応を示して、経験を感じているのです。パターン化されています。

これを意識的に味わって経験することで、経験した時の感じ方が変わります。

どう変わるのかというと、通常の無意識の経験よりも

・ワクワク
・ありがたい
・大きな喜び

になります。

子供のする経験も無意識ですが、価値判断がほとんどないために、味わい尽くせています。ですから、感情の後くれさが少ないです。ただし、価値判断するようになると大人と同じように未消化の感情が残ります。

目の前に起きた経験を自分が創った経験であると認め、それを味わい尽くすことができると、それは、まさにハイヤーセルフの意識と言えるかと思います。

*ハイヤーセルフと言っても別の高貴な意識というわけではないです。自分自身です。ただし意識状態はよりいろいろなことに気づいている意識と言えるかと思います。