NHK教育の福祉ネットワークという番組で点字図書館を日本で始めて作った本間一夫さんの人生を特集していました。

本間さんは5歳の時に病気が原因で失明しました。そんな本間さんの楽しみは本を読むことです。

しかし、目が見えませんから、誰かに本を読んでもらうことで、本の内容を楽しんでいました。でも誰かがいないと本を読めないのですから不便さを感じていたのです。

北海道のろう学校に入り、点字を覚えましたが本がほとんどありませんでした。そんな時、イギリスには点字図書館があることを知ります。

そして、将来、自分のような目の見えない人のために日本にも点字図書館を作りたいと思ったそうです。これが生涯のライフワークとなったのです。

始めは私財を投じて、家に700冊ほどの本からスタートしました。これは当時、目の見えない人から喜ばれたそうです。しかし、途中で戦争が始まります。ですから、本が手に入りにくくなりました。ある時、個人の方が展示の本を寄付しました。当時、展示の本は高価だったので個人で点字本を作り所有していた人が結構いたのです。そのため個人で点字本を所有している人に向けて図書館に寄贈してもらえないかと頼みました。これに賛同した人は次々と本を寄付したそうです。

そんな時、本間一夫さんは社会奉仕家の後藤静香さんという方と出会い、点訳奉仕ということを知ります。これは点字本をボラティアで作る人です。後藤静香さんは自ら先頭になり点訳奉仕を知ってもらう活動を行ないました。新聞やテレビ等にも取り上げられ次第に点訳奉仕は増えていきました。

今では蔵書は14万6、000冊にもなっており日本最大の点字図書館です。今年の8月1日に本間さんは87歳で亡くなりましたが、生涯を点字図書館の発展のために尽くしたその生き方は素晴らしいものです。本間さんは点字図書館を

「知への扉を開くもの」

と語っていました。点字図書館は目の見えない人が知ることを助けるために大きく貢献しているのです。

こちらに情報があるので詳細を知りたい方はアクセスしてみてください。

この番組を見て、私は非常に感激して号泣してしまいました。

人への奉仕は素晴らしい生き方です。

奉仕の仕方はたくさんあります。自分がどのような形で奉仕をしたいのかは自分で決めればいいのです。

もちろん奉仕を意識しなくても生きることは奉仕につながっています。ただ、意識することでまさに自分が意図的に人生を歩んでいるということを感じられるのではないかと思います。