どちらになりたいか聞いたら、多くの人は善人と答えるかと思います。

なぜなら、善人の方が好かれそうだから。

つまり、好かれたいから善人がいいってことですね。

これは、たぶんアンケートをとったらそういう結果になるでしょう。

私の予想ですが、たぶんあっています。

でも中には悪人になりたい人もいるでしょう。

悪人のが面白そうだし、自分が善人だから悪人も経験してみたいとか。

悪い人には憧れるというのはありますよね。

学生の頃、不良がいて不良には怖くて近づきがたいが、その自由奔放さに憧れる人もいたのではないでしょうか。

結構、美人と可愛い女の子がそういう不良とくっついてしまうということはよくある例ですね。

悪い感じが魅力的に映るのでしょう。

さて、善と悪は、ひとりの人間の中にどちらも存在します。

100%悪、100%善という人はまずいません。

また、悪とは?善とは?

この定義自体、結構難しいですね。

つまり、善人と悪人を定義しようとすると、その定義は、

常識的な考え+個人の考え

で決まってきます。

また、善の行為をするか、悪の行為をするかでも違います。

品行方正な先生が、悪いことをして逮捕されたら、やはり悪人になってしまいます。

レッテルは、善にも悪にもなります。誰しもが。

だから、「あの人は善人か、それとも悪人か」というのは、決めることができません。

決めたとしても、それは絶対的なものではありません。

こういうスタンスで世の中を見ると、世の中のニュースが暗くて悪に満ちているように見えても、実際はそうではないかもしれないという光が見えてくるかと思います。

この世の中はすべて思い込みの世界です。

思い込みが変わると、世の中は変わって見えてきます。