「愛と癒しのコミュニオン」の中にコミュニケーションのやり方について書かれていましたが、とてもよい方法です。

それは、

・事実
・影響
・気持ち

の3つのステップを言葉に含めることです。

例えば、勉強をまったくしない子供に対して、母親が声をかける場合。

「あなたがゲームをして勉強をしないと、希望の仕事につけないかもしれないので、お母さんは心配だわ」

一般的には、こういう風には話さずについ

「何で勉強をしないの、すぐやりなさい」

という感じですぐに相手をコントロールしようとするのではないでしょうか?

こういう風になってしまう理由は、恐れのためであると著者の鈴木さんは言っています。

私も同感です。

人が何か攻撃的になったり、怒ったりする場合には、そのベースに恐れが必ずあります。

恐れがないなら、ネガティブな感情は生じないからです。

ただし、恐れはこの世界で生きる限り必ず生じます。なぜなら、この世界はある意味恐れを経験するためのものでもあるからです。

恐れの根本原因は以前にも話したように分離感です。分離意識があるので、恐れがあります。

ただこの分離感は一体感を感じない限りはなくなりません。

心を通わすコミュニケーションをするためには、上記の3ステップを実践するのがよいそうです。

習慣にすることで、本当に自分のものになるということですね。