考えても解決することと解決しないことがあります。

例えば、

「自分はなぜこのような人生を歩んでいるのだろうか?」

これは、考えてもわかりません。だから、考えて悩むぐらいなら、考えない方がいいんです。

でも、

「なぜ、仕事に失敗したのだろうか?」

これは、考えればわかることが多いです。だから、考えて答えを見つけて、失敗しないよにすればいいんです。

要するに、考えて解決することは考えて、解決しないことは、考えないということです。

同様に悩んでもしょうがないことを悩んでもしょうがないんです。

重い病気になった時「どうしよう」と悩むよりもまず、その病気を受け入れて、これからどうするかを考え決めたほうがいいんです。

辛いのは重い病気になったことよりも、それで悩むことです。

悩まないことを選んだほうがいいということです。

でも、やっぱり「悩んでしまう」のが人間です。

これは、執着ですが、まずこれに気づくことからスタートします。

そうか、自分は悩んでいるのだと意識的に気づくということです。

気づくと少し悩みが軽く感じられるはずです。

なぜかというと、悩みそのものにならずに、悩みを客観視できるからです。

すると、考える余裕ができて、悩みを解消する智慧が生まれるようになります。

悩みは悩んでもしょうがない、悩まないと決めることで悩みはなくなります。

これは、シンプルですが強力です。