昨日、NHKで「ヒマラヤ8000m峰全山登頂に挑む」という番組が、放送されていました。

世界に存在する8000m級の山は、すべてヒマラヤに存在します。

現在までに世界15カ国の27人が全山制覇をしてるそうですが、日本人は、誰も達成していませんでした。

今回、はじめて、登山家の竹内洋岳さん(41)が達成しました。

最後に登ったのは世界第7位の高さを誇るダウラギリ峰(8167m)です。この山を登頂するのは、とても難しく成功確率は2割程度だそうです。

また、無酸素で登ることは、私達の想像以上の厳しさであり、そこに挑む姿にとても感動して涙が出てきました。

竹内さんのサポート役の中島さんは凍傷になり、第一キャンプに戻り待機した中、竹内さんは、ひとりで頂上まで達しました。

すごいことです。

頂上に登っても余韻を楽しむ時間は少なくすぐに下山しましたが、途中で日が暮れて、夜が明けるまでビバーク。

そして、下山へ。

サポート役の中島さんが、待っていながら「生きてくれていてよかった」という言葉を発していました。

極限状態の中では、生きていること自体がとてもありがたいということに登山家の方は心から気づくのでしょうね。

そして、困難に挑戦し続ける姿は、とても素晴らしいものです。

それは、人間の可能性を広げ、感謝、愛、友情、信頼、美、などいろいろなことを学ぶこと、気づくことへ導きます。

登山に限らず、生きることは、すべて学びや気づきのためにあるのかもしれません。

ヒマラヤ8000m峰全山登頂に挑む