「LOVE LOVE LOVE」は、リズ・ブルボーさんの著作です。

このブログで取り上げたこともあったような気がしますが、「からだの声を聞きなさい 」という本が有名です。

私は「からだの声を聞きなさい 」も「からだの声を聞きなさい 2」も読んでいるのですが、「LOVE LOVE LOVE」は読んでませんでした。

実は、英語版を読もうと思っていて、ずっと発刊されるのを待っていたのですが、日本語版が先に出て、その後、ずっと忘れていました。

「LOVE LOVE LOVE」を読んでみて、すごいなという感じです。これは、感情の解放をするための手順をストーリー形式で書いてあるのですが、まさに、カウンセリングやコーチングなどの理想とも思えるスタイルです。

リズ・ブルボーさんの洞察力と観点、そして適切な質問は、感嘆してしまいます。

偶然(必然ですが)にも「LOVE LOVE LOVE」と同時に読むといい「五つの傷」も同時に読みました。

*この2冊とも図書館で借りたのです。

「五つの傷」は、心の傷が5つに分けられ、誰もがどれかもしくは複数持っているということを論理的に説明しています。

理解するのは少し大変かなと思います。ですが、わかると、「LOVE LOVE LOVE」の理解度がさらにアップすると思います。

私達が本来の自分になっていくのに、感情の開放はとっても大事なプロセスです。

そして、キーとなるのは、”恐れ”です。私もこのブログで恐れについて、結構書いています。なぜかというと、それが自分にとってとても大きな問題であるからです。

人によっては、”恐れ”をそんなに重要視していなくて、楽しいことをすればいい、幸せになればいいって思うかもしれません。

ですが、実はその幸せになるのに足を引っ張るのが”恐れ”だったりするのです。

男性なら、「仕事でうまくいかない」、「奥さんや彼女との関係がよくない」、「父親や母親と仲がよくない」、「孤独感を感じる」など何らかの問題を抱えていると思います。

男性の場合は特に抑圧しているので、恐れなどないと思うかもしれません。私もそうでしたから。

ですが、うつ病など精神的な病や自殺が増えているのは、恐れがあって、しっかりと処理できていないからに他なりません。

心の問題を努力や根性や小手先のテクニックなどを使って、なんとかしようとしても、実はそんなにうまくいかなかったりします。

それは、「感情」の部分にフォーカスしていないからです。そして、うまくいかないようにしているのが、恐れです。

リズ・ブルボーさんも言っていますが、私達が行動する指針となる感情のベースは「愛」か「恐れ」のどちらかです。

「愛」がベースだと心地よく、安心感があり、喜びですが、「恐れ」がベースだと嫌な感じで、不安で、苦しみなのです。

まず、恐れに気づき、その恐れがなんなのかをしっかり知って、それがどこから来ているのかを探求して、恐れを開放させていくことが必要です。

これは、とても骨が折れる作業になるかもしれません。

実際本を読んでみると、プロセスが細かく書かれているので、大変さがわかります。

「LOVE LOVE LOVE」は、無条件の愛を感じるためのプロセスです。そして必要なことは、結局「受け入れること」です。

リズ・ブルボーさんが他の本の中でも言ってるのですが「愛とは受け入れること」です。私もそう思います。

受け入れなれないのは、恐れがあるからなんです。恐れを感じたくないから受け入れられないのです。

だから、受け入れるために、恐れをしっかり見ていく必要があります。

「受け入れるためにどうすればいいか?」

と思うかもしれませんが、それは、実際に、実践していくしかありません。

実践とは、恐れを感じたら、それに気づき、その原因を探求していくことです。

そのプロセスでもたくさんの気づきがあるはずです。

このプロセスはとても大変ですが、ワクワクするプロセスでもあります。

(^^)。