昔から、言われてきたことではありますが、聖人や悟ったと呼ばれる人が

「この世界は幻想だ」

と言っています。

これは、本当でしょうか。

なぜ、彼(女)らは、こう言っているのでしょう。

量子力学では、

「意識をすると存在するが意識しないと存在しない。」

とされている。

存在が意識に関係しているということです。

さて、最初の問いに戻ります。

「この世界は本当に幻想なのか?」

幻想とする根拠は、私達が常に変化しているためです。

どんな存在もいつかは、なくなります。

でも、今までなかった存在がいつかあらわれます。

だから、聖人などは、この世界を幻と認識しているのです。

そして、実在しているもの、つまり、永遠に変わらないものが本当の自分(自分というと誤解する表現ですが)であり、大いなる全て、神、真我、純粋意識であると定義しているのです。

呼び方はいろいろですが、皆、同じことを言っています。

ただし、幻想だからと言ってそれが価値がないわけでもないし、意味がないわけでもないです。そして、価値があるわけでも、意味があるわけでもありません。

そのどちらも含んでいて、そのどちらも含んでいない。

端的に言えば、可能性がすべて織り込まれています。可能性には限りがありません。