読売新聞の記事に藤巻幸夫さんことが書かれていました。

1960年、東京生まれ、大学卒業後に伊勢丹に入社し、2003年に福助の社長になり、1年半で再建。2005年にイトーヨーカ堂の執行役員。現在は藤巻兄弟社代表取締役社長です。

藤巻さんにとって仕事を進める上での大きな武器は

「仲間」

その数が300人以上。連絡をとればすぐに100人ぐらいは動いていくれるというからすごいです。

昨年、勝間和代さんとコラボで「仕事学のすすめ」という本を出版しています。この中で

「自分ブランドの構築」、「人を巻き込むこと」の大切さを説いています。

「同じ志を持った人間が集まれば何でもできる。企業に依存しなくても生きていける」

と29歳の時に気づいたそうです。

「いずれ、右肩上がりの時代が終わればモノは売れなくなる。それでもソフトがあれば勝てる」

藤巻さんの原点は「コミュニケーション」。

「上司、部下、同僚、親や学校。社会とのかかわりすべてにおいてコミュニケーションは大事。これさえ続けていれば人を巻き込むことは難しくない」

仕事や生き方は人それぞれ違い、何が正解とかいう答えはない。

「大切なのは情報に惑わされないこと。『これが今一番良い生き方』もなければ『成功術』なんてものもない。ただ『自分はこうなりたい』、『こういう仕事がしたい』、『こう生きてみたい』というビジョンを持つことは大切。その先に行動力はついてくる」

さすがに実際に行動し現実をクリエイトしていく人の言葉は違います。人とのつながりが大事で、それこそが喜びなのだということは全く同感です。どんな人間関係もそこには素晴らしい経験があります。まさに一期一会であり、ほんの一瞬でも貴重なものなのです。

この世界では深くつながる人もいれば浅くつながる人もいます。いろいろなつながりながら、自分の世界を創造していく、それがまさにこの世界なのです。