ひろさちやさんの著作です。

ひろさちやさんは、本をたくさん書いています。何冊か読ませていただいていますが、常識とは逆のことを言うことが結構ありますが、なるほどと思わせる説得力のある方です。

いくつか気づきがありました。

例えば、老後は不安になります。「不安を解消して安心するにはどうしたらよいでしょうか?」という質問に対して、

安心の境地なんてない。心が騒ぐ時は騒ぐ。かーっとなる時はかーっとなる。煩悩だから簡単に収まらない。

で、結局、不安や怒りを鎮めることはできないが、それを増やすようなことをしないようにすればいい。するといずれ消えていく。

不安な時に、不安を煽るようなことをせずに、忘れること。

要するに”あるがまま”であり、こだわらないってことです。

ひろさんは、基本的に仏教哲学をベースに生きている方だと思いますが、キリスト教、イスラム教、ユダヤ教、道教、儒教、神道などにも通じていて、比較しながら話されています。

だから、ひとつの側面だけでなく、多面的に見ています。

さて、タイトルの「老いることをどうして怖がるんですか」ですが、私は怖がってもいいし、怖がらなくてもいいと思います。

恐がる理由は死についてわからないから(老いは死へ近づくため)ですが、死は考えてもわかるものではありません。だから考えないで、生きることに意識を向ける。それでいい。

先ほどの不安も同じことです。不安な対象に意識を向けるから不安になる。

今に意識を向けるなら、不安はない。不安は自分が創り出しているだけ。

まあ、実際には、いろいろな不安や恐れに意識を向けてしまうのが私達なのですが、そういう時はそうすればいいだけです。

単に変化していく一側面に過ぎません。