あるテレビ番組で。

台所について紹介する場面で家主が

「将来、車椅子になってもいいように台所のシンクの部分に車椅子が入れるスペースを作りました。」

と話していました。

これは一見、

「将来を考えて、設計した賢いやり方」

のように思えます。

年齢を重ねると、歩くことが困難になることも当然、予想されるからです。

しかし、この思考をたどっていくと、それはある感情にぶつかります。

それは

「恐れ」

です。

「将来、歩けなくなるかもしれない」

という恐れがあるからこそ、このような思考が浮かぶのです。

もし、

「自分は将来、歩けなくはならない」

と思っているなら、わざわざお金をかけて、台所を車椅子が入れるようにはしないのです。

だって、お金が無駄ですから。

そのお金をもっと他のこと、自分が楽しむことなどにも使えるのですから。

このように一見、論理的で普通の考え方の中においても、恐れはあるものです。

恐れから思考、行動しても、恐れずに思考、行動しても、それは自由です。

自分の本当にやりたいことに近づくなら、どちらを選択しても正解だと思います。

ただ、恐れから行動することは人生を複雑なものにしてしまうかもしれません。